所在地:神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町
開設年代:昭和初期
接続送電線と主な接続先(カッコ内の数字は回線数):
154kV東京電力川崎火力線(3)(〜西東京変電所)
154kV東京電力京南線(2)(〜島崎線分岐鉄塔)
66kV東京電力小倉線(4)(〜?線分岐鉄塔)
(上の送電線名のうち、青い文字のところはクリックするとそれぞれのページへジャンプします)
京南変電所周辺概略図
国土地理院発行25000分の1地形図「川崎」
(縮小表示しています。クリックすると元のサイズで表示されます。「その他66kV線」となっているのは線名未確認の送電線です(汗)。 細い線のは当変電所に直接接続されていない送電線です)
 京南変電所は、横浜市の東端、鶴見区に位置する変電所です。しかしすぐ近くは川崎市で、川崎駅からも近いです。
 元々は富山県の黒部からはるばるやってくる黒部幹線の終着点で、この線は現在は昭和30年代に増強建て替えされた川崎火力線となっています。 他には綱島変電所と川崎変電所を結ぶ島崎線(旧田代幹線)から分岐してくる京南線と、線名未確認(汗)の鉄塔から分岐してくる小倉線が接続されています。 以上は架空線ですが、他に地中線もあるかも知れません。また、上空をJR(旧鉄道省→国鉄)の信濃川-新鶴見線が通過しています。
 現在、変電設備は地中化されており、跡地には東京電力技術開発センターの巨大な建物が建っているほか、 資材倉庫や鉄塔ファンなら一度は行きたい「電気の史料館」などがあります。
 このあたりには、大正から昭和初期にかけて建設された古くからの幹線送電線の終着点であった変電所が集中しています (京南変電所→黒部幹線、川崎変電所→群馬幹線・田代幹線、新鶴見変電所→信濃川-新鶴見線、旭変電所→甲信幹線、綱島変電所→天竜東幹線)。
 変電所の近くをJR横須賀線JR南武線、川崎市を縦貫する尻手黒川道路などが 通っています。
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写真No.1212
2006年10月9日撮影
川崎火力線の79号鉄塔(右)と80号鉄塔(左)。4回線鉄塔ですが運用中なのは3回線です。 奥に見える建物が技術開発センターです。
写真No.1214
2006年10月9日撮影
川崎火力線No.80は新しい鉄塔で、腕金が運用中の3回線分しかありません。

写真No.1221
2006年10月9日撮影
島崎線から分岐してやってくる京南線の2号鉄塔です。

写真No.1222写真No.1223
2006年10月9日撮影
鋼管鉄塔ですっきりしています。

写真No.1217
2006年10月9日撮影
小倉線の11号鉄塔(左)と12号鉄塔(右)です。

写真No.1219
2006年10月9日撮影
小倉線No.11で下の回線が引き込まれます。小倉線とは別の系統だと思いますが確認していません(汗)。
写真No.1218
2006年10月9日撮影
小倉線No.12です。表示が確認できないため名称は推測です。

写真No.1220
2006年10月9日撮影
敷地内に建つ武蔵境新鶴見線99号鉄塔です。一度建て替えられてさらに嵩上げされています。 構内を素通りしていきます。
写真No.1225
2006年10月9日撮影
京南線と小倉線の各鉄塔。

写真No.1216
2006年10月9日撮影
横浜資材倉庫の銘板。京南変電所の銘板は外にありませんでした……。
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