柿生線3号鉄塔(写真No.112)
 柿生線・川崎火力線は西東京変電所京南変電所を結んでいます。 前半は4回線鉄塔の上段が柿生線、下段が川崎火力線1・2番線で、鉄塔の表示板は当然ながら「柿生線」です。 しかし柿生線は途中で終わります。2回線共に47号鉄塔から東山田変電所に引き込まれるのですが、実は2番線側の1回線だけそのまま柿生線として終点まで続いています。 しかし現在ジャンパー線が切られており電気は通じておらず、遊休状態となっています。
 一方、後半の上段の若番側から向かって左側の回線は東山田変電所のところから先は川崎火力線の3番線となっており、こちらは現在も使われています。 そのため、この区間の鉄塔の表示板は「川崎火力線」となっています(大きい表示板は分かりやすくするため「3番」が付いている)。
何だか紛らわしいですが、まとめると
   1.前半の西東京変電所〜47号鉄塔は上段が柿生線、
   下段が川崎火力線で鉄塔の表示板は「柿生線」
   2.後半の47号鉄塔〜京南変電所は上段の左側と下段が川崎火力線で、
   48号鉄塔以降の表示板は「川崎火力線」、上段の右側が遊休状態の柿生線
となります。
 現在の19号鉄塔から京南変電所までの区間は旧黒部幹線のルートを流用しており、昭和36年の川崎火力発電所完成により現在の鉄塔になり川崎火力線を併架 (というより川崎火力線のほうがメインであると思うのですが)、上段は柿生線となり、現在の19号鉄塔〜西東京変電所間の新設により、現在の形になりました。

 線路は基本的に川崎市を縦断し、隣の横浜市も通りますが、起点側は丘陵地、終点側は平坦な土地で、前半と後半で地形がまるで違います。 また都心から放射状に伸びるいくつもの鉄道や道路と交差します。

 鉄塔は、昭和30年代4回線鉄塔の標準タイプですが、最近は低い鉄塔を中心に建て替えが進んでおり、原形鉄塔は少しずつ数を減らしています。
 西東京変電所
 柿生線1号鉄塔
 柿生線2号鉄塔
 柿生線2-1号鉄塔
 柿生線2-2号鉄塔
 柿生線3号鉄塔
 柿生線4号鉄塔
 柿生線5号鉄塔
 柿生線6号鉄塔 川崎火力線6-1号鉄塔 黒川変電所
 柿生線7号鉄塔
 柿生線8号鉄塔
 柿生線9号鉄塔
 柿生線10号鉄塔
 柿生線11号鉄塔
 柿生線12号鉄塔
 柿生線13号鉄塔
 柿生線14号鉄塔
 柿生線15号鉄塔
 柿生線16号鉄塔
 柿生線17号鉄塔
 柿生線18号鉄塔 百合ヶ丘線1号鉄塔 百合ヶ丘変電所
 柿生線19号鉄塔 桜ヶ丘線78-甲号鉄塔 桜ヶ丘線78-乙号鉄塔
 柿生線20号鉄塔
 柿生線21号鉄塔
 柿生線22号鉄塔
 柿生線23号鉄塔
 柿生線24号鉄塔
 柿生線25号鉄塔
 柿生線26号鉄塔
 柿生線27号鉄塔
 柿生線28号鉄塔
 柿生線28-1号鉄塔
 柿生線29号鉄塔
 柿生線30号鉄塔
 柿生線31号鉄塔
 柿生線32号鉄塔
 柿生線33号鉄塔
 柿生線34号鉄塔
 柿生線35号鉄塔
 柿生線36号鉄塔
 柿生線37号鉄塔
 柿生線38号鉄塔
 柿生線39号鉄塔
 柿生線40号鉄塔
 柿生線41号鉄塔 有馬変電所
 柿生線42号鉄塔
 柿生線43号鉄塔
 柿生線44号鉄塔
 柿生線45号鉄塔
 柿生線46号鉄塔
 柿生線47号鉄塔 柿生線48-甲号鉄塔 柿生線48-乙号鉄塔 東山田変電所
 川崎火力線48号鉄塔
 川崎火力線49号鉄塔
 川崎火力線50号鉄塔
 川崎火力線51号鉄塔
 川崎火力線52号鉄塔
 川崎火力線53号鉄塔
 川崎火力線54号鉄塔
 川崎火力線55号鉄塔
 川崎火力線56号鉄塔 高田変電所
 川崎火力線57号鉄塔
 川崎火力線58号鉄塔
 川崎火力線59号鉄塔
 川崎火力線60号鉄塔
 川崎火力線61号鉄塔
 川崎火力線62号鉄塔
 川崎火力線63号鉄塔
 川崎火力線64号鉄塔
 川崎火力線65号鉄塔
 川崎火力線66号鉄塔
 川崎火力線67号鉄塔
 川崎火力線68号鉄塔
 川崎火力線69号鉄塔
 川崎火力線70号鉄塔
 川崎火力線71号鉄塔
 川崎火力線72号鉄塔
 川崎火力線73号鉄塔
 川崎火力線74号鉄塔
 川崎火力線75号鉄塔
 川崎火力線76号鉄塔
 川崎火力線77号鉄塔
 川崎火力線78号鉄塔
 川崎火力線79号鉄塔 川崎火力線80号鉄塔
 京南変電所
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